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フリーランスの時給の決め方(計算例つき)

フリーランスの時給を決めるシンプルな計算式:欲しい収入に税金・福利厚生・経費を足し、実際に請求できる時間で割ります。

新しくフリーランスになった人の多くは、以前の年収を 2,080 時間で割り、少し上乗せして時給を決めます。公平に思えますが、ほぼ確実に安すぎます。会社員のころは、税金の一部や健康保険、仕事の道具を誰かが負担し、休暇や暇な週にも給料が出ていました。フリーランスになると、そのすべてを自分の時給から賄わなければなりません。

ここでは、生活をきちんと支えられる時給を出すシンプルな方法を、そのまま使える計算例とともに紹介します。

1. 欲しい収入から始める

給料と同じように、税引き前で年にいくら稼ぎたいかを決めます。会社を辞める場合は、以前の給料が妥当な出発点です。この例では、70,000 ドルの年収を置き換えることを目標にします。

2. 以前は雇用主が払っていた分を足す

雇用主は、給与明細には現れない費用を負担しています。これからはそれが自分の負担です:

  • 雇用主負担分の給与税。米国では、自営業者は社会保障税とメディケア税の両方の半分を支払います。追加の半分は収入の約 7.65%で、70,000 ドルなら約 5,400 ドルです。
  • 健康保険。年齢、地域、プランによって大きく変わります。ここでは年 6,000 ドルとします。
  • 退職金。雇用主が掛金を上乗せしてくれていたなら、同じ額を自分で積み立てます。3% の上乗せなら約 2,100 ドルです。

3. 事業の経費を足す

ノートパソコン、ソフトウェアのサブスクリプション、電話、インターネット、ウェブサイト、経理のサポート、賠償責任保険、研修などは積み重なります。多くのフリーランスは年に数千ドルを使います。ここでは 4,000 ドルとします。

これで、この例では事業が年に約 87,500 ドルを稼ぐ必要があることになります。

4. 本当に請求できる時間を計算する

ほとんどの時給はここで間違えます。1 年の労働時間は 2,080 時間ですが、そのすべてを請求できるわけではありません。

  • 休み。休暇、祝日、病欠を差し引きます。6 週間休むと、働けるのは 46 週間、つまり 1,840 時間です。
  • 報酬の出ない仕事。メール、請求書作成、経理、マーケティング、新規顧客探しには、誰も払ってくれない時間がかかります。多くのフリーランスが請求できるのは労働時間の 50〜70% だけです。60% なら、年に約 1,100 時間が請求可能です。

すでに時間を記録しているなら、推測ではなく実際の数字を見ましょう。記録を見れば、先月何時間請求したかが正確にわかります。

5. 割り算して、余裕を足す

87,500 ドル ÷ 1,100 時間 ≈ 時給 80 ドル。これが損益分岐点の時給で、以前の給料と福利厚生に見合う最低ラインです。

さらに、暇な月や支払いの遅れ、離れていく顧客に備えて 10〜20% の余裕を足します。この例では約時給 90 ドルになります。70,000 ドルを 2,080 で割って得られる時給 34 ドルと比べてみてください。新しいフリーランスの多くが、働く時間は増えたのに稼ぎが減ってしまうのはこのためです。

6. 市場と比べる

計算式は必要な額を教えてくれます。市場は、顧客が払ってくれる額を教えてくれます。似たスキルと経験を持つほかのフリーランスがいくら請求しているかを、その人たちのウェブサイトやフリーランス向けプラットフォーム、同業者への質問で確かめましょう。

  • 自分の数字が市場より大幅に高いなら、コストを下げる、請求できる時間の割合を上げる、より報酬の高い仕事に特化する、といった方法を探しましょう。
  • 自分の数字が市場より低いなら、市場相場で請求しましょう。いちばん安くても何の得もありません。

7. 定期的に時給を上げる

少なくとも年に 1 回は時給を見直しましょう。コストは上がり、スキルは伸び、変わらない時給はインフレで目減りします。まず新規顧客から値上げし、既存の顧客には新しい時給を適用する 1〜2 か月前に知らせるのがよい習慣です。

時間単価かプロジェクト単価か?

作業範囲がはっきりしない、または変わり続ける場合は、時間単価が向いています。範囲が明確な仕事では、多くのフリーランスがプロジェクト単価で見積もります。その場合も時給は必要です。時間を見積もり、時給を掛け、予想外の事態に備えた余裕を足します。プロジェクトごとに時間を記録すれば、自分の見積もりがどれだけ正確かがわかります。

Wage Tracker Widgets で数字を把握する

時間が本当はどこに使われているかがわかれば、時給を決めるのはずっと簡単になります。iPhone 用の Wage Tracker Widgets は、シンプルなタイマーで時間を記録し、顧客ごとに時給を分けて管理し、日別・週別に作業時間と収入を表示します。内蔵の税金の積立機能が、入金ごとにいくら取り分けるべきかを示します。プレミアムでは、週・月・年ごとの作業時間と収入のレポートを顧客別の内訳つきで確認でき、どの顧客がいちばん利益をもたらしているかがわかります。請求書作成にすぐ使える PDF と CSV のタイムシートも利用できます。

アカウントは不要で、仕事のデータはデバイス内に保存されます。全体の仕組みは、フリーランスの作業時間の記録方法のガイドをご覧ください。

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よくある質問

フリーランスの時給はどう計算すればよいですか?

欲しい収入に、以前は雇用主が負担していた費用(追加の給与税、健康保険、退職金)と事業の経費を足します。それを 1 年で現実的に請求できる時間で割り、10〜20% の余裕を足します。

フリーランスが 1 年に請求できる時間はどれくらいですか?

多くの場合 1,000〜1,300 時間です。休みを除くと、多くのフリーランスが請求できるのは労働時間の 50〜70% だけです。メールや請求書作成、顧客探しには、誰も払ってくれない時間がかかるからです。

フリーランスの時給は以前の時給より高くするべきですか?

通常はかなり高くするべきです。時給には、以前は雇用主が払っていた税金、福利厚生、経費、報酬の出ない時間を含める必要があります。以前の時給の 2 倍がよくある出発点です。

フリーランスの時給はどれくらいの頻度で上げるべきですか?

少なくとも年に 1 回です。まず新規顧客から値上げし、既存の顧客には 1〜2 か月前に知らせましょう。

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